いい人生

最近「いい人生だった」と笑いながら最期を迎えるにはどうしたらいいだろうとよく考える。少々暗いだろうか、それともそんなことを考えない人が勝ちなのだろうか。

 

ググってみると少しは答えが見つかるかと思ったが大半は漫画についてだった。

僕はあの超人気漫画を読んだことがない。確かに感動する一場面なのかもしれないがもう少しまともな議論があってもいいのではと感じる。

 

たまに見かけるナースが臨終する人のそばで聞いた後悔したこと、みたいな記事では「もっと自分に素直になれば良かった」

という言葉が圧倒的に多い。その後にはもっと仕事量を抑えればよかったとかが続くがどれも素直になればよかったの一言に収斂されていく結果だった。

 

自分に素直になるって何だろう。

何が素直なんだろう。僕は自分の人生に素直に生きているつもり。きっと大半の人がそれぞれの人生を素直に生きていると感じているだろう。でも周りの大切な人、お金とか勘案していくと現状のようになる。

大半の人は最後の最後に気づくのだろうか、やっぱこれじゃなかった、って。

寂しすぎやしないか、それ。

 

例えば既婚者で実は自分に素直になるには気に入った子を追いかけるしかないんだって人がいたらどうなるんだろう。配偶者をないがしろにしてまで人生の充実を求めることは果たしていいことなのだろうか。もしかすると配偶者に愛想尽かされて始めて気づくこともあるのかもしれない。

となると、どん底を味わう後悔をしないと何がいいのかなんてわからないということなのだろうか。

 

自分一人の人生じゃない。いろんな人が関わりあって自分の人生がある。

だから自分一人が満足している状況というのは少し違うと思う人もいるだろう。

 

家族に囲まれ、友達に囲まれ、富を得、それは幸せなこと。

でも美しいものにばかり囲まれているのも心の底から人生を満喫しているかと言われれば少しパンチが足りない気もする。

 

いい人生の答えはまだ見えない、少し先にありそうだ。