自由の檻

動物園に生きる動物たちを見て不幸せか不自由か、と問われた。

一様に皆不自由だと答えた。

 

出題者は違うと言った。

動物たちは幸せだと、それは檻に気づいていないからだと。

人間もそうで会社は一見檻のように見えるがそれを飛び出したところで不自由さは一層増す、それは見えない檻に入っているから、という返答だった。

 

では人間にとっての見えない檻とは何か。

金である。

 

人間は金に囚われている限り檻に入ったままだと。

自由になりたくて会社を飛び出すのははき違えている。

本当の自由さを得るには会社を土台にして社外に轟く名声を得るよう努力すること。

そんな空想のようなお話を現実に変えてしまう頭の良さが必要なのだ。

 

僕はこの漫画を読んで膝を打った。

確かに現代人は金にがんじがらめになっていて自由になりたいならとにもかくにも金の支度をしないことには自由は得られない。

 

会社を飛び出しても自由になれないと言われるのは悔しいけど本当だと思う。

例え自営業になったとしても零細企業なら中小企業から仕事を回してもらわないと仕事にありつけない。

 

僕は仲のいい同期になじめないのが嫌で、単調な業務が嫌いで、事務所が40代以上ばかりの環境が嫌で、合格した事業を言い訳に転職を考えていた。

 

その旨を上司に話すと、休職扱いにして会社に残ったほうがいいと言われた。

今振り返ると僕は甘かったと思う。今ここで辞めても誰も拾ってくれなかったと思う。

 

戻ってきたら転職を再度見据えるのもいいかもしれないが、新規事業を立ち上げたいとも思うようになった。社内での自由を勝ち取るのはきっと社外で自由を勝ち取るのと似ていると思う。それは自身で仕事を創れるかどうか。

 

僕は1年11カ月だけ働く人になりたいし、資産収入を持ちたいし、子どもができた時はその成長を見守りたい。 

けれど僕はまだスタートラインにも立っていないのかもしれない。